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2010年02月03日

「こけしびな」競演

こけしの産地、白石市と蔵王町でこけしで作ったひな人形展が開かれている。みやぎ蔵王こけし館(蔵王町)では遠刈田系のこけし工人14人が作ったこけしびな100組が、弥治郎こけし村(白石市)では全国各地のこけし工人23人が出展した約300点が飾られている。

ともに10回超の恒例行事。こけし村には2日、市内の小学校の4年生6人が訪れて「かわいい」。こけし館には首都圏のこけしファンから「落ち着いた感じが魅力。自分のために欲しい」と要望が来たという。

【朝日新聞】
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「こけし」の由来ははっきりとはわからないそうですが、東北地方固有の民間信仰説、幼児のおしゃぶり説、土産物説などがあるようです。

東北を代表する郷土玩具のひとつであるこけしは、奥羽山脈の吾妻連峰、蔵王連峰、栗駒山系の深い山里で産まれ、湯治客の土産物として、ロクロで挽いた独楽、達磨などの生地玩具の一つでした。

現在こけしの種類は十系統あり、弥治郎(宮城)、南部(岩手)、肘折(山形)、土湯(福島)、津軽(青森)、鳴子(宮城)、木地山(秋田)、蔵王高湯(山形)、作並(宮城)、遠刈田(宮城)にもなります。
呼び名も各地で異なり、こけしぼんぼこ、こけす(宮城)、きぼこ、きでこ(福島)、きなきなぼう(岩手)などがあります。材料はミズキ、イタヤカエデ、エゴノキなどが使われています。
こけしはロクロで挽き、木を挽く職人は木地屋と呼ばれ、四国や九州にもいましたが、この極端に簡素化された人形をつくったのは東北だけだったということです。   


Posted by heruga at 16:48