2011年02月02日

振り込め詐欺 狙われる高齢女性 宮城では2億5240万円

 県警は平成22年の振り込め詐欺の被害状況をまとめた。被害総額は前年比2・1倍の約2億5240万円、認知件数も同1・5倍の184件で、それぞれ全国ワースト6位、7位と、深刻な状況が明らかになった。

 県警によると、手口別ではオレオレ詐欺が101件(前年比74件増)、被害額1億6060万円(同約1億4千万円増)と大幅増。架空請求詐欺は66件(同5件増)、8060万円(同220万円増)だった。

 県警生活安全企画課は、昨年の傾向について「電話帳に世帯主として女性の名前が掲載されている家が狙われている」と分析。オレオレ詐欺の被害者の9割以上が女性という。

 警察官を名乗った振り込め詐欺容疑で逮捕した嵩元盛重容疑者(30)の自宅からは、電話帳検索ソフトやパソコンなどが押収された。捜査関係者は「高齢女性に使われる『ゑ』を含む名前の番号を探し、集中的に電話をかけていたようだ」と打ち明ける。

 ATM(現金自動預け払い機)の引き出し限度額を高額のままにしていることも、被害額が拡大している要因とみられる。

 昨年10月にキャッシュカードをだまし取られた仙台市若林区の女性(74)の銀行口座からは2日間で計400万円が引き出された。女性は1日の引き出し限度額を最高額の200万円に設定していたといい、同課は「限度額は低く設定し直すことができる。必要がない場合は変えてほしい」と呼びかけている。



[産経新聞ニュース]より



 電話帳から高齢者と思われる名前から、振り込め詐欺が発生しているのですね。若い世帯では電話帳に名前を載せない人が多いように聞きますが、高齢者宅では、以前からの習慣で電話帳から名前を削除することはないのでしょう。判断力が衰えている高齢者を犯罪から守るためには、まだまだ何か出来そうですね。



Posted by heruga at 10:50

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